・3月11日(水) 特別リング製作Vol.03


 やっとキャストから返って来ました。

 キャスト後の写真を撮るのを忘れたので、湯道を取り除いた状態の写真です。
 

 気のせいかもしれませんが、ワックスの状態よりキャストで返ってきたときの方が大きく分厚く見えます。

 色や質感などによる目の錯覚の可能性もありますが、次回からはもっとワックスを薄くしてキャストすることにしましょう。




 普段は長期間にわたる作業っていうのはあまり好きではなく、早く結果が見たくなり一気に仕上げてしまいますが、リング製作ではコツコツ作業を進めます。


 今日の目標はリングの内側の仕上げまでです。


 まずはリングの内径をノギスで測定し、ゆがみをとります。

 キャストした後はリングに多少のゆがみが生じます。

 溶かした銀を流し込むのですが、リングの厚みの違いによる応力の違いや、場所による多少の温度差などが発生してしまうためどうしても回避できません。

 ゆがみが生じてしまったリングの修正は・・・叩きます。。

 もちろん木材の上におき、木材で叩きます。

 銀よりやわらかい素材で叩くことによりリングに傷を付けず、また、木材の表面は多少の弾力性を持っているので力が分散され綺麗な円に仕上がります。


 次は研磨です。

 これもうひたすら磨くだけです。

 目の粗いものからはじめ、だんだん目を細かくしていきます。

 目の細かさが一気に変わるとなかなか細かい傷が取れませんので、出来るだけ多くのビットを準備しておきたいですね。

 研磨ってなかなか終わりが見えてこないし、妥協すればそこで終わりにも出来てしまう作業です。

 だからこそこの研磨作業の出来がリングへの思い入れの大きさに繋がるんじゃないかななんて思いながらの作業です。



 研磨が終わると次は"もず"のトレードマークともいえる彫刻部分への金メッキです。



 今日はここで終了!
 

 もっと性能のいいカメラで撮影したい・・・





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